簡介
「罪の名前」是《初音未來 -歌姬計劃- X》的開場主題曲,ryo(supercell)於2016年6月10日投稿至niconico。
歌曲角色為三人:容貌有缺陷的女孩,非常討厭扭曲的事、眼睛無法看見東西、溫柔的男孩,還有在看不見的地方隨意玩弄人的命運、以此來打發時間的女神。
在距離《初戀終結之時》投稿7年半之後,ryo再次向niconico投稿,並寫了數千字超長後記:
後記原文[1] |
あとがき
罪の名前、聴いてくれてなおかつこのあとがきまでダウンロードして読んでくれるなんて、
作った甲斐がものすごくあるってものですね。ありがとうございます。
そもそもですね、あとがきってなに?っていう所から疑問に思う人いると思うのですが、
これは歴史がありまして、自分がニコニコ動画を見始めた頃、ものすごく好きだった歌い手のガゼルさん
(後にsupercellでもボーカルを務めてくれて現在はソロで活躍もされてます)が歌の動画と一緒に
こうやってあとがきというテキストを書いて配布してくれてたんですよね。
なのでそれを真似してみたのが始まりなんです。
で、今回もそれに倣い書いてみてる、というわけなんですが自分はデビューしたくらい
からメルマガをほぼ休まずずっと続けてましてそちらは毎週水曜日配信。書き始めた当初は
200文字(ガラケーという事情もあり)くらいだったのですが今となっては今週書いた
メルマガに至ってはおよそ3000文字。というわけでこのあとがき、長くなる予感しかしません。
覚悟を持って読んで頂きつつ、またご容赦頂けたらと。それくらい自分、この曲とは長く付き合って
投稿するに至るという感じでして書くことが盛りだくさんだったりします。
そもそもなんでミク曲作ったの?という経緯からですが、毎度おなじみセガから発売されます
ゲーム、プロジェクトディーバに曲作ってくれませんか?という所が始まり。前回ODDS&ENDS
のときもそういう流れから作ったんですが、毎回きっかけを作ってくれてとても感謝しています。
前回はミクをイメージとして、ミクとの物語として曲を作るという感じだったのですが、今回は
自分が今現在作ってみたい、それは失敗する可能性も含めて自分自身の前進のために作る音楽。
それから一緒に歌ってみたいってのはいつも通りですが、製作時間を気にせず作る。
そして何より自分のために、自分を鼓舞するために鳴ってくれる音楽をひたすら追求すること。
そんなテーマで曲を作ってみようと思い作りました。
そういう意気込みで作り始めたこの曲は、作るほどに奥が深く、自分はとても迷いました。
そして締切は破られるのです。恐ろしい、、、関係者の方にとっては最悪な事態でしかありません。
いつまで経ってもあがってこない。催促が来るのは一度や二度ではなく、本気でまずい事態になって
ます!というメールにもなお、まだ待ってくださいという鬼の所業。この曲はだから、
セガの関係者の方の半端ない忍耐力のおかげで完成した楽曲なんです。
改めてこの度はご迷惑おかけしました。そして自分は満足いくものが作れました。
ありがとうございます。
さて、自分のためだけに鳴る音楽、という相当わがままな作り方を作曲の手法として取ると決めたので、
この曲が完成するまでには相当時間がかかったという話からしていこうと思います。
まず最初に具体的にどういうことをテーマに曲を作ろうかなと。そこで根幹にあるものとして自分が渇望するもの、
そして自分にしかわからないものをテーマに据えようと思ったんです。
そして考えて考えて自分が求めるものを見つけました。それは、「普通の人になりたい」ということ。
なんだそれ、皆普通だし、お前も普通だよって話なんですが、そういう意味での普通というのではなく、
社会的に、集団生活的に、普通の人が割合で言ったら多く存在するとしたら自分は確実に底辺。それもドが付くほど
の底辺に存在していると感じてしまうんです。そして自分はその割合で言ったら多く存在するところに憧れが
ものすごくあるということなんです。
自分は自分の中でその普通になれないという思いがあまりに強く、そのため自分の中では常に相当な戦いがありました。
そして結果、自分には普通というものになれない消せない烙印のようなもの、そしてその普通というものに
異常な執着があることに気がつきました。
この次はそれがなんなのか、どうしてそうなったのか、そしてなぜ自分が音楽をやっているのかという話を
していこうと思います。
自分が音楽にはじめて触れたのは小学校一年生の頃、ピアノを習いはじめたのがきっかけ。で、
小学生の頃はピアノの先生になるのが夢とか言っていた時期がありつつ、自分は中学生になります。
そこで昨今もよく問題になっているいじめに出くわします。自分の場合はそのいじめというのが
仲間外れにされるという単純なものというよりは、複合的で、特定の人からは突然蹴られる殴られる、
そして複数からは見てみぬフリをされ避けられる、そして最も自分にとって重かったのが金銭の強要。
最近よくニュースで聞きますけれどもあれと同じことが自分にもあったんです。それは自分が中学一年生のときでした。
中学生にとって何万円という金額を幾度も要求されるのはとてもとても重たいもので、その中には先輩やその弟
だったり、相手は小学生もいたりしたんです。
登校するのが、外出するのが本気で怖いということ。これは普通の学校生活を送れた方にとっては全く
理解できないことだと思います。先生や友達や親にばれないように自分は振舞いました。
なぜそんなことをするのか、この感覚が理解してもらいにくい所なんですが、一言でいうなら
人に話したら自分の居場所が完璧に、0になってしまうという恐怖。それがそうさせる最たる原因な気がします。
そして自分は自分を消す感覚、自分は普通以下の人間で奴隷のような人間なんだという感覚を学ぶことで
心の痛みを消すことを覚えます。
下校するのも見つからないように、誰にも知られず家に帰ること。勉強や友達と遊ぶことなんかよりとにかく
そのことが一番大事でした。ですけどその後家まで来られるということもあるわけです。とにかく明日が来るのが辛かった。
そして結局誰にも言えませんでした。正直中学一年の時の一年間は毎日生きた心地がしませんでした。
周りの同級生たちはそんなこと露知らず毎日を過ごしていて、本当に本当に羨ましかった。
そして二年生になり自分は学区外の塾に進んで通いだしました。自分の場合、自分の感覚としてそれでも
登校拒否はしなかったし選択としてありえなかった。だって誰に対しても完全に隠し切っていたから。
だけどやっぱりあまりに息苦しくて、だから外に自分の居場所を求めたんです。
そこで知り合った友達は偏見がなくて、すごく楽しいやつらでした。思いっきり笑いあえましたし、
よく塾帰りに遊んだりしました。多分向こうからしてみれば普通のことなんでしょうけど、自分にとっては
もうそれはあり得ないくらいの幸せで。で、そこで知り合った友達に洋楽を教えてもらったんです。
ヴァンヘイレンにメタリカ、シカゴ、ディープパープル、アイアンメイデン。ハードロックばっかりですね。
当時にしたってずいぶん古い音楽だったのですが、それらの音楽がとても衝撃的でめちゃくちゃハマりました。
でもオルガンの音だけはなぜか好きになれなかったのを覚えています(笑。オルガンいらないって。
そして三年生になった頃、自分は音楽、というかシンセサイザーという楽器に出会います。それは音がたくさん
出せる魔法のような楽器で自分はそれにとても夢中になりました。買ってもらった最初のほうこそ好きな曲の
バンドスコアを買ってきて譜面どおりに打ち込んだりしていたんですけれどもそもそもバンドスコアって高くて、
そのくせ細かいところは乗ってなかったりして、なのでいつの間にか自分は自分の曲を作るようになっていったんです。
ベースという音色は音が太かったのでメロディに、ハイハットという謎のノイズが出る音色は合いの手に、
と誰に習うわけでもなく買ってしまったのでもう滅茶苦茶ですが、そうして出来上がったただの音の複合体で
しかないものを作る行為は次第に自分にとっての自分の居場所になってくれたんです。
ここまで読んで頂くと、自分が普通になりたい、と言っているのはそういう時期があったからだ、と。
かわいそうだなと思ってくれる方も中にはいらっしゃると思います。ありがとうございます。
でもですね、この話には続きがあります。自分はそのあとすぐ気がつきました。そうなってしまった自分はダメなんだ、
そして劣等感で一杯でそのことが頭に浮かんでしまうともう何も手につかない、でもそういう自分であっても音楽に
触れている時、その瞬間はありのままの自分でいることが許されたんです。そして学びました。
辛かったことはいつか忘れられる。そして考えてもしょうがないことがたくさん起こる。それがあなたの、自分の人生なんだと。
暗い話が続いてしまい、書いてるこちらまでなんだか申し訳ない気持ちで一杯になってきました。
すみません、、、いや、全然自分はきちんと振り返って書くことが出来てますし、大丈夫です。
本当にさらっと読んで頂ければなと思います。まあちょっとそんなわけで音楽を聴いたり作ったりしながら
自分は成長することが出来ましたという話でした。そして次に書くのはこの楽曲のお話。なげえよ。
そういう自分のちょっと特殊な人生観、自分にしかわからない出来事を踏まえて色々とピアノ弾きながら
鼻歌でメロと歌詞を作っていきました。そして出来上がったお話、というか曲はこんな感じ。
登場する人物は主に3人。主役となるのは容姿に問題を抱える女の子、そして曲がったことが大嫌いな
目の見えない心優しい男の子。そして影で人の運命を暇つぶしに弄ぶ運命の女神。
女の子は生まれたその瞬間に運命の女神に目をつけられます。そして人に見せられないような顔にさせられてしまうのです。
女の子は嘆きます。どうして私は私に産まれてしまったのでしょうかと。日々疎まれ理不尽に差別される中、
女の子は男の子に出会います。男の子は目が見えません。なので女の子がどういう顔なのか全くわかりません。
そうしていじめられる女の子をかばい友達になってくれるのです。女の子はたいそう喜びます。そしていつか
願うようになります。この男の子のために、私は普通の女の子になりたいと。
男の子は男の子で、そんな女の子に次第に好意を寄せるようになります。そしてその女の子の気晴らし
に少しでもなればいいと白いユリの花を贈ります。そこでまた現れる運命の女神。これは面白い展開になった、
と。白いユリの花を不吉な黒に染め替えてしまいます。そしてここで男の子の目を治して
女の子の醜い顔を見せたのなら、男の子はいったいどんな顔をするのか。全ての事象に飽きてしまった女神は
残酷なことでしか自分を解き放てないのです。そして魔法をかけます。男の子の目よ治れと。
ここで女神は一点、大事なことを忘れてしまっていました。魔法は一度かけたら前にかけた魔法は
解けてしまうということ。男の子は「目が見える!」と喜びに打ち震え、そして女の子を見るのです。
女の子は突然の事態を飲み込めず、絶望に打ちひしがれます。ですが、その時女の子に奇跡のような
出来事が。
というお話になります。豆解説としてイラストを描いてくれた優さんはそういうわけで
ああいうイラストを描いてくれています。半分は見せられないよっていう。
あと黒いユリの花なんですが誰にも見られず好意を持った相手に渡せたとき、
その相手と結ばれるという言い伝えがあるそうです。で、女神は人じゃないので、結果
女の子と男の子は結ばれるということにしておいてもらえればと。
ぶっちゃけ細かい部分で設定は破綻してそうですが、なんとなくのお話ってことでご容赦頂ければ。
そして女の子はリジーベラスケスさんという方がモチーフ。彼女の生き様を拝見して、なんて強い人なんだろうと。
そこからインスパイアされて彼女がこの楽曲に動力を与えてくれました。
タイトルですが、生まれながらに人は差別され、そして被むる側になった時、その人にとって
その苦しみは、その罪の名前はなんと呼ぶものなのだろう、と。またそんな人が生きることは罪なのですか?と。
そういう思いからこの曲のタイトルは罪の名前となりました。
さてさて一旦休憩させてください。曲の構想や歌詞の部分だけでこんなに長く書くことになるとは
ちょっと思ってませんでした。でも書き始めたら止まらなくて。
ここから先はレコーディングの話や音楽の話になりますので、お気軽な話題になります。
楽器とかそういうの興味ねえよって方はここまでで。長々とお付き合い頂きましてありがとうございました。
そして暇だから曲聴きながら見てやるよって方は引き続き長々となりますが、読んでもらえたらなと思います。
というか曲長い。6分30秒て時代に反してます。多分自分が一視聴者なら聴かない。
なんかですね、やりたいことやろうとすると長くなる傾向に自分あるんですよね。多分自分音楽の
才能がないんだと思います。がっくりです。でも自分にとって最大の不思議なんですが、そもそもニコニコ動画って
別に音楽の才能を判別するような場所じゃないじゃないですか。でも発掘された人は数多くいるじゃないですか。
誰とは言いませんが、自分もその中に好きな人たくさんいます。でも、そんなボカロPが最初にあげた動画とかって
相当クオリティ低いのは否めない。否めないじゃないですか。自分が最たる例ですけれども。
なのにそのクオリティの低さをものともせず良さを見つけて楽しめる視聴者が数多くいるのはどういうことだろうと。
そしてそういう人たちは多分にもれず才能を開花させて素晴らしい音楽を作っていくんです。
聴いてくれる人はそれがなんで最初からわかるんでしょうか?どうしてその人の才能を見抜けるのでしょうか。
ソニーにはSDという新人発掘部門みたいな部署があるんですけれども、そういう部署があって
お給料もらえるならボカロリスナーも社会的になんかもっとあってしかるべきじゃないかと。
話逸れましたね。ではちょっと休憩できたのでレコーディングの話に。
この曲はですね、普通に聴く分には普通の曲にしか聴こえないんですが、パート別に見ていくと実は結構細かいものが
積みに積まれているんです。そんなアレンジの部分を紐解いて、というか振り返って書いていこうと思います。
まず楽器の編成ですが今回エレキギターは入ってません。というのも最初から
弦カルテットを基調に作っていこうと思っていたからなんです。商売っ気抜きにすればエレキギターと弦の相性は
あまり良くないと自分は思ってまして、あんまり組み合わせたくなかったりします。なら抜いてしまえと思いまして
抜いたんですが、なんとなく出来上がったものを聴いてみて判明する。全然ポップなサウンドじゃない、、、これは辛いと。
で、ならばとギターの代わりにバンジョーとクラシックギターを配置。演奏はTESTさん。バンジョーって相当
難しい楽器でギター弾きが持ち替えで簡単に弾けるようなものではないんですけれども、TEST先生は
ちょっと練習して、普通にプレイして帰っていきました。毎回相当難しいことを息するかのように
やってのけるので、知り合いであるほどにTESTさんって凄さが伝わりにくいんですが改めて正直凄い人です。
そして去年自分的にブームだったハーディーガーディーという手回しバイオリンにバグパイプがイントロに
配置されてます。両方生演奏なんですが、ハーディーガーディーはそもそも奏者を探すのが大変でした。
知り合いの知り合いのお父さんの友達みたいな繋がりでようやく奏者を見つけて演奏して頂きました。
そしてバグパイプ。これはグレートハイランドバグパイプという、バグパイプって種類が実はたくさんある
んですがその中でも伝統的に使われているバグパイプで演奏してもらいました。音量がとにかくすごくってですね。
戦場で隣の山にも響くほどらしいのですが、とにかく生で聴いてすごい感動がありました。あとあれバッグのパイプって
意味合いがあるようで、あのバッグ部分を最初に膨らませてあげるんです。それに最初の音は必ず下からしゃくり上げた
音になるとか。知らないとわからないところもありました。さらに作曲的な側面からこの楽器のしびれるところは、
なんとキー固定で1オクターブ分の音程しか持っていないということ。すごいです。
というわけでイントロにバグパイプを持ってきているのもそういう理由。後から都合よくアレンジできる楽器じゃないんです。
そしてこの楽器ありきで楽曲のキーが決まっているのでそのせいなのか、おかげなのかわかりませんが結果
いつも以上に転調が多用されてます。
そしてハープ。演奏は朝川さん。超絶プレイに聴こえることをさらっと演奏されてます。ハープはよく楽曲に
入れるのですが、自分のアレンジがまだまだで、響き方を今後もっと研究してもっと美しくアレンジしたいと思います。
ちなみに朝川さんプロデュースのハープ専用アプリがあったりしますので興味ある方はぜひ。
弦カルテットを率いて演奏してくれているのはクラッシャーさん。名前がアレなので知らない人はごつい男性かと
思いますが女性です。これほどキーがガンガン変わる難解な譜面でも楽勝っていうか、昔から知ってる曲って
いう感じで演奏してくれました。そしてすげえなと単純に思います。演奏中は凛としてるし。
才能という言葉はまさにこの人のためにあるんだなと。音楽家としてのあり方としてもとてもステキな方です。
鉄琴やピアノ、メロトロンは自分演奏。鉄琴はマイ鉄琴持ってるんです実は。音がすごい良くてチャンスあらば
常にアレンジに入れようと思ってる楽器なんです。最初はめちゃ下手でしたが、最近は下手くらいに昇格したと
思いますがいかがでしょうか。
さてさて、お次はリズム隊ですが生ドラムにエレキベースを配置しつつ、生でストンプも録音してるんです。
まず生ドラム、シェイカー、タンバリン、ティンパニ、両手シンバルはショボンさん。
実はドラムはほぼキックしか踏んでいません。1C終わりにドラムフィルがあるんですがそこだけだったので
そこは気合入れて叩いてくれてました(笑。ショボンさんはタイム感が鬼すごくて、自分も結構リズムには
自信ありますが、毎回おお!と思わされます。シェイカーとタンバリンも本当すごい上手いんです。
ズレないブレない。
そしてエレキベースとストンプ部隊のコーディネート(?)を二村さん。ここ数年ずっと演奏してもらっていますが
自分が言うのもなんですがステキプレイが出来るベーシストの一人で、音作りや楽曲に
寄せていくプレイの取捨選択が素晴らしいんです。ベーシスト選びに迷っている方はぜひ彼を(笑。
ベースとドラムはいつもせーので録るんですけれども、毎回音作りに8時間ほど使って演奏はテイク2くらい
までで終わるという。リズムは奥が深くて楽曲の中でどう響くか、キックとスネアとベースのそれぞれの抜けや
粒立ち、アタックやサステインの出し方なんかは録る段階で完璧にマイキングで出来ていないとダメなんです自分的に。
そんな面倒くさい自分のやり方に毎回付き合ってくれて本当助かってます。
ストンプはですね、生でストンプやってみたい!と思い立ったのでスタッフ総出でブリキのバケツや長い木の棒、
それに舞台用の音の鳴る台を貸してくれるところなんかを探しに都内中駆け回りまして、楽器となるものを調達。
そしてストンプやってくれる演奏者、そんなプロの人いないのでベースの二村さんが知り合いのリズム感ある人たちを
集めてくれました。みんなストンプなんかやったことない中、わりとしっかりプレイできてしまって終わった
あと皆またやりたい!って言ってくれてよかったです。もちろん自分も参加してます。
その他のリズムとしてはグリッチサウンドを配置したり声をサンプリングしてあれこれ加工したものを
混ぜ込んだりしてます。そしてエフェクト音として砂とシャベルとコイン。これを大手スタジオでレコーディングしたの
自分くらいだと思いますが、スタジオの中に囲いを作って砂買ってきてまいて、そこにシャベルでザクッて
リズムに合わせてやったりしてるんです。イントロで鳴ってるのはその音。これも生演奏。
コインは机の上で回転させたのを録音してるんですが、これがなかなか。上手い具合に曲にハマッてくれるまで
何十回と回し続けました。レコーディングにおいて一番難しいことって正解がなんだかわからないやつを
録音すること。ギターのノイズだけの録音とかもうそうなんですけどね。リズムはだいたいそんな所でした。
最後に歌。ミクさんですね。当初普通に従来通りメロを打ち込んでいたんですが、人が歌ったものを
ミクのデータに変換するというある意味本末転倒なソフトが発売されてまして、それを試してみたかった
ので買ってみた(2万くらいしやがりました)ら、すごい良くて。メイン歌はEGOISTで歌ってくれている
chellyちゃんに、コーラスの部分はたまにお世話になってますオオヒナタさんにやってもらってそれを
VSQデータに変換して使わせてもらっているんです。これ元の歌とソロで比較すると本当に本人ぽくて
すごく面白いんです。この謎の技術、実は昔からあって自分が初めて目にしたのはミクが出始めてしばらく
経った頃。ぼかりすってやつなんですが、ミクが浜崎さんの曲を歌ってくれるという動画があって、
それが衝撃的で。当時を知っている人なら皆思ったと思います。うおお、あゆだ!って。
いや、ミクなんですよ?でもそう不思議と聴こえるんです。それについに自分も手を出してしまいました。
で、なら割りと簡単だったでしょって言われそうですが、やってみてわかりました。こっちのほうがキツイ。
まず人のピッチの揺れはミクの場合倍音が少ないせいで単純にオンチに聴こえるんです。なのでまずオートチューンで
超細かく修正。ミクなのにケロると人以上に修正した感が強く出るのでものすごく気を使いました。
その後人っぽく聴こえるように歌い出し、歌い終わりに人の息成分を混ぜ込み、子音部分もタイミング作り直して
自然になるように調整。文字にすれば簡単な作業ですがこれだけで2週間くらい。もうね、
二度とこの作業やりたくないと思いましたが、ミクさんへの愛でなんとかモチベーションをカバー。
そしてここまでで出揃ってきてようやくミックスを開始したんですが、ここで問題発生。トラック数が
多すぎて再生できないんです。自分のレコーディング環境は96khz32ビットなのでそれはまあ当然のこと
といえば当然のこと。
ここで普通ならステム化してオーディオにしたりするんですがここでも自分はチャレンジしてしまいました。
プロツールスには2台をリンクさせて使うシステムリンクというモードがあって、それを使えば
そのままミックス作業ができるんじゃないかと。で周りに聴いてみたんですがそんなのやってる人いないと。
で誰もが懐疑的なことを言うんです。無駄じゃない?って。でも、海外の記事見ますとハリウッド映画なんか
ではプロツールスたくさん並べて作業してるんです。ならやってみたいじゃないですか。
ただ、それをやるには自分にもプロツールスが最低もう一台ないと、当然ながら出来ません。
ならばということで2台め、買ってしまいました。頭の中ではカイジのパチンコ編のおっちゃんのシーンみたいな状態
でした。昔買ったときより1,5倍くらい値段高くなってるし、、、。でもこの曲の理念はやりたい
と思うことをやりきること。妥協はしません。というわけで2台め購入しまして、その後そこから割愛しますが
相当紆余曲折を経てミックスがやっとのこと終わり今度はマスタリング。
そこでも新しいものにチャレンジしてしまったんです。システム6000というシステム(?)がありまして、
ふとしたことがあって、いきなりそれを使ってみようということになったんです。
ご協力頂いたスタジオデデの吉川さん、本当ありがとうございました。
そして気づいたら3日経ち、で、ついに完成したのでいよいよアップしようという段階になって、
動画にエンコードすると音がめちゃくちゃ変わってしまうという事に気づきました。
ということで動画をエンコードしてくれたナックさんに全種類の書き出しをしてもらいこちらで全て
聴いてみた結果、プレミアという動画編集ソフトがあるんですがそれのAACバージョン1のアップサンプリング
モードでマスターの音源と同じ周波数でレートは最大の256kbpsで書き出したものが一番自然だったので
それで動画ファイルを作ったんです。
そしてついに完成にこぎつけついにアップだ!となったところで、神は最後まで試練をワタクシメに科したのです。
なんとニコニコ動画にこの動画をアップするとホワイトノイズが箇所箇所で爆音で鳴ってしまうという。
自分はちゃんと100メガ以内に抑えているしMP4だし長い間プレミアム会員だし最近食制限して
健康に気を使っているはずなのに、この仕打ち。そこでまた検証を始めます。
結果AACはLCというノーマルモードにしないとノイズが載るということで、ニコニコ動画にアップしているものは
実はちょっと音悪いんです。それに対してYouTube。こちらはそのままアップできましたがサーバーで強制
エンコードされるそうでこちらもちょっと音が悪い。
なので、そのまま自然な感じで聴きたいという人はめんどくさいですがインストデータと歌ステムデータを
組み合わせて音声編集ソフト上で聴いてもらえたらと思います。
ここまでやっといてフル版がフリーでダウンロードができないのは、実はこの曲配信限定で販売している楽曲なんです。
なのでフルは流せないんです。しかも配信サイトのはゲーム用にバランス取ったものなので今回の
動画の音源のほうが観賞用に耐えるクオリティになってたりします。そこを踏まえた上でそれでもお布施のつもりで
各配信サイトから買ってやるよーって方、いらっしゃったらそれはそれは自分嬉しく思います。
そしてこの曲は多くの人に気に入られるよりも自分みたいな境遇だった人や今現在そうだよって人
に聴いてもらえて、少しでもその日を生き延びる糧にしてもらえたらいいなと思ってます。
ここまでの長文は自分も書いたことありませんが、文字数にして約7000文字。思ったより書いてないなと思いました
ので、次があったらもっと書いてみたいなと思います。
それでは失礼します。
ryo(supercell)
2016
6.11
|
通知原文[2] |
こんばんは。もはや更新しなさすぎてここのブログ見る人などほとんどいないだろう、
というなか唐突に更新。そしてミクちゃん曲、罪の名前、ニコニコとYouTubeに
今から何分か後に投稿します。
もはや話すと相当長い語りになるであろうこの楽曲、文字数が少なければ少ないほど
良いと思われる昨今、自分が今ここに思いなんかを書くのは長さ的にも不適切な気が
する。というわけであとがき的なものをあとで作ります。興味ある方だけダウンロードして
見てもらえたらと。
そして今回インスト、マイナス1のいわゆるカラオケ音源と逆に歌だけ音源
の3種類を用意しました。ダウンロードURLは各動画のコメント内に
あります。データは44.1khz24bitとAACの2つそれぞれに入ってます。
ぜひ歌ってみてほしいと思います。そしてそして、エントリー分けて
以下に続きます。
|
同時,時隔6年之後,ryo也重開twitter,為本曲做宣傳[3]。
本曲插畫師優於2017年7月1日去世。
作品收錄
遊戲
歌曲
FULL PV為玩家自製→_→官方遊戲原版PV僅3分鐘
歌詞
翻譯:momoco 校對:Ica[4]
本段落中所使用的歌詞,其著作權屬於原著作權人,僅以介紹為目的引用。
そうだわ!あの子に魔法をかけて遊びましょう」
對了!給她施加魔法玩玩吧」
私を見れば誰もが言うのです
見過我的人都會異口同聲的說
悲しいなんて思わない だって
我沒有感到絲毫悲傷 因為
思えばほら また涙があふれてくるわ
去介意的話 又會變得悽愴流淚了
生きることは素晴らしいこと
僅僅只是唯一的朋友能夠活着
「鼠はなんで嫌われるのでしょう?」
「為什麼大家都討厭老鼠呢?」
彼らは笑って「汚いからだろう」
他們笑着說「因為很髒啊」
「それなら答えて、目の見えない僕のために。
「那麼你們回答我,對我這個雙目失明的人
見てみぬふりに理不尽な差別、
裝作視而不見的差別對待,
それって鼠とどっちが汚い?」
難道不是比老鼠還要骯髒嗎?
後退る彼らに続けて言うんだ
被嚇到後退的他們這麼說道
嬉しいのになぜでしょうか だって
為何我會感到喜悅 那是因為
涙がほら やっぱりあふれてくるのです
看吧 眼淚果然已經決堤而下
もしもなりたいものになれるなら
如果能成為理想中的樣子的話
あなたの前では普通の女の子に
想在你面前像個普通的女孩子
するんでしょう、見ものね」
她會作何表情呢,好好奇啊」
ああ これはきっと罰です だって
啊啊 這一定是懲罰吧 因為
私が身の程知らずに恋をしたから
我不知不覺間墜入了愛河
いっそ死んでしまえばいいのでしょう
乾脆就這樣骨化形銷如何
死ぬまで側にいる。だからさ、
陪伴在你的左右。所以,
今日から君は普通の女の子さ」
從今天開始你便是普通的女孩子了」
外部鏈接及注釋